WASのタイムアウト設定に関する資料
WAS V7.0 最新動向ワークショップ資料
http://www.ibm.com/developerworks/jp/websphere/library/was/was7_update/
システム設計
WAS V7最新動向 WorkShop システム設計
P.59〜P.64
その他 WAS設計関連資料&WAS問題判別
WebSphere Application Server V7.0によるWebシステム基盤設計ワークショップ資料
http://www.ibm.com/developerworks/jp/websphere/library/was/was7_guide/index.html
SNMPv1 からSNMPv3 への移行
SNMPを使用してCPU使用率を取得する
AIX5.3をベースにこの資料は作成されています。
* SNMPによるAIXのCPU使用率の取得
SNMPを使用してCPU使用率を取得することが可能です。
CPU使用率はaixSeCPUUtilizationで取得可能です。
aixSeCPUUtilizationはaixmibdによって管理されるMIBですが、デフォルトでは参照できない設定になっています。
Hide details for 設定方法設定方法
デフォルトでSNMPv3が使用されるため、/etc/snmpdv3.confの以下の箇所を編集する必要があります。
/etc/snmpdv3.conf
:
# exclude aixmibd managed MIBs from the default view
#VACM_VIEW defaultView 1.3.6.1.4.1.2.6.191 - excluded - #コメントアウト
:
注)excludedをincludedに変更しても可。
/etc/snmpdv3.confを変更後、aixmibd,snmpdを停止、再始動します。
# stopsrc -s aixmibd
# stopsrc -s snmpd
# startsrc -s snmpd
# startsrc -s aixmibd
CPU使用率を得るには以下のコマンドを実行します。
# snmpinfo -m dump -v aixSeCPUUtilization
aixSeCPUUtilization.0 = 0
引用元:IBM FAQ AIXのSNMP機能について
http://www-06.ibm.com/jp/domino01/mkt/cnpages1.nsf/page/default-0000DDF9?OpenDocument&ExpandSection=1#_Section1
基礎知識 リンク集(設計関連)
ネットワーク移行設計のポイント
http://www.techworld.jp/channels/network/102362/
ネットワーク構成図作成のポイント
http://www.techworld.jp/channels/network/102167/
複数バージョンのFixpak適用状態の除去 及び コミットについて
DB2 ESE v8.1 FP5(Apply)の環境にFP10とFP12をApplyで適用してきましたが
/usrの容量が増加してしまったので、可能であれば FP12はApply、FP10はコミット、FP5を除去したいと考えています。
質問
1.そもそもFP10,12がApply状態でFP5を除去することは可能でしょうか?もし可能なでしたらその手順をご教授いただけますでしょうか。
2.一旦FP12をリジェクトした状態で、FP5をコミットもしくは除去することは可能でしょうか?
環境
AIX 5.2 ML6
DB2 UDB ESE v8.1 FP12
お手数をお掛けしますが宜しくお願い致します。<<< ANSWER >>> 2006/06/07 15:11:42
回答.
ご質問をSystem p カテゴリーにRerouteします。
System p 担当者殿.
ご質問は、
DB2 UDB V8.1 GA が COMMIT
DB2 UDB V8.1 FixPak(FP) 5,10,12 の3つがApplyモードで導入されている状況下で、FP5以下を撤去し、FP10をコミット、FP12をApply状態にする場合のsmitの操作、又は、installp コマンドについての回答をお願いいたします。
FPの数字が大きいほど、新しい(更新された)ファイル・セットの意味となります。
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System p 担当です。
お待たせして申し訳ございません。
回答
現在は、FP5, FP10, FP12 すべてのファイルセットがAPPLYということでよろしいでしょうか? lslpp -h コマンドでご確認ください。
1.
PF5のみをリジェクトするのは不可能です。
あるレベルのファイル・セットをリジェクトすると、それより新しいレベルのファイル・セットもリジェクトされます。
そして、バージョンはリジェクトしたファイル・セットより前のものに変更となります。
installpコマンドのマニュアルに以下の記述があります。-r はリジェクトするためのフラグです。
(抜粋)
-r フラグの指定によりソフトウェア・プロダクトの更新パッケージが拒否されると、そのソフトウェア・プロダクトのアクティブなバージョンは、拒否された更新パッケージの直前のバージョンに変更されます。拒否された更新パッケージとその後適用されたすべての更新パッケージの保存ファイルは、システムから除去されます。
マニュアル (installp)
http://publib16.boulder.ibm.com/doc_link/Ja_JP/a_doc_lib/cmds/aixcmds3/installp.htm#a116f12b9
2.
一旦、FP12をリジェクトした状態で
(1)FP5だけをコミットすることは可能です。FP10は apply の状態のままです。
(2)FP5だけをリジェクトすることはできません。apply 状態のFP10もリジェクトされます。(回答1.と同じ理由です。)
ご質問の要件を実現するための手順は、FP5 をリジェクト(FP5、FP10、FP12 すべてのレベルの FixPack がリジェクトされる)して
FP10、FP12 と順にapply、commitすることでも可能ですが、現在の状態で、FP10のレベルの FixPack のみコミットする方法が簡単です。
この場合には、lslpp -h コマンドでインストール履歴を確認すると、次の(例)のように表示されますが、下記マニュアルの記述通り、
「そのソフトウェア・プロダクトのすべての旧バージョンからの保存済みファイルは、システムから除去されます。」ので、
PF5のレベルの保存済みファイルはシステムから除去されます。よって、ファイル・システム使用量を減らす目的は達成できると考えられます。
Hide details for (例)これは例なので、ファイルセット名は、DB2 のファイル・セットに読み替え (例)これは例なので、ファイルセット名は、DB2 のファイル・セットに読み替えて下さい。
(例)これは例なので、ファイルセット名は、DB2 のファイル・セットに読み替えて下さい。
●現在の状態
# lslpp -l bos.sysmgt.nim.master
Fileset Level State Description
----------------------------------------------------------------------------
Path: /usr/lib/objrepos
bos.sysmgt.nim.master 5.3.0.20 APPLIED Network Install Manager -
Master Tools
# lslpp -h bos.sysmgt.nim.master
Fileset Level Action Status Date Time
----------------------------------------------------------------------------
Path: /usr/lib/objrepos
bos.sysmgt.nim.master
5.3.0.0 COMMIT COMPLETE 06/05/06 05:57:41
5.3.0.1 APPLY COMPLETE 06/05/06 06:15:38 <==FP5 と読み替えて下さい
5.3.0.10 APPLY COMPLETE 06/05/06 06:28:21 <==FP10と読み替えて下さい
5.3.0.20 APPLY COMPLETE 06/05/06 06:29:24 <==FP12と読み替えて下さい
●ここで中間のレベル( 5.3.0.10 (FP10))をcommitする
# smitty commit
----------------------------------------------------------------------
適用されたソフトウェア更新をコミット (保管ファイルを除去)
フィールドの値を入力または選択してください。
変更を完了したら ENTER キーを押してください。
[入力フィールド]
* ソフトウェア名 [bos.sysmgt.nim.master 5.3.0.10 ] + <== カーソルをここへ移動してF4にて、コミットする
プレビューだけ行う (コミット操作は行わない) いいえ + レベルのファイル・セットを選択します
必要条件をコミットする はい + <== 「はい」でないとコミットできないかもしれません
スペースが必要な場合ファイルシステムを拡張する はい +
詳細出力する はい +
----------------------------------------------------------------------
● 中間のレベル(5.3.0 .10 (FP10))を commi t した結果
# lslpp -l bos.sysmgt.nim.master
Fileset Level State Description
----------------------------------------------------------------------------
Path: /usr/lib/objrepos
bos.sysmgt.nim.master 5.3.0.20 APPLIED Network Install Manager -
Master Tools
# lslpp -h bos.sysmgt.nim.master
Fileset Level Action Status Date Time
----------------------------------------------------------------------------
Path: /usr/lib/objrepos
bos.sysmgt.nim.master
5.3.0.0 COMMIT COMPLETE 06/05/06 05:57:41 <==ベースのレベルのファイルは削除されない
5.3.0.1 COMMIT COMPLETE 06/05/06 06:33:15 <==このレベルの保存済みファイルは削除されている
5.3.0.10 COMMIT COMPLETE 06/05/06 06:33:15 <==上の手順でコミットしたファイル・セットのレベル
5.3.0.20 APPLY COMPLETE 06/05/06 06:29:24
上記と同じマニュアルに以下の記述があります。-c はコミットするためのフラグです。
(抜粋)
-c フラグを指定して更新パッケージをコミットすると、ユーザーはそのバージョンのソフトウェア・プロダクトをコミットしたことになり、そのソフトウェア・プロダクトのすべての旧バージョンからの保存済みファイルは、システムから除去されます。この結果、そのソフトウェア・プロダクトの旧バージョンに戻ることは不可能になります。ソフトウェアは、インストール時に -ac フラグの指定によりコミットできます。すでに適用済みの更新パッケージをコミットしても、ソフトウェア・プロダクトの現在アクティブなバージョンの変更はできません。ソフトウェア・プロダクトの旧バージョンの保存ファイルを除去するだけです。
◆ 注意
(1)上記のいづれの手順も、従属ファイル・セットの状態をどうするかによっても、操作の可否は変わるのでご注意下さい。
(2)いずれの操作の場合にも、プレビューを実行してから、実際の操作を行うようにしてください。
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=std3b16f52468a356fd94925719c0008a319
lppmgr コマンド
システム管理者がサーバー環境を管理して保守するのを支援するため、AIX 5Lバージョン 5.2 では lppmgr コマンドが導入されました。SMIT メニューまたはコマンド行を使用して、ソフトウェア・イメージをクリーンアップするのに使用できます。また、重複した更新またはベースレベルを除去するオプションがあります。さらに、必要ない言語のメッセージおよびロケール・ファイルセットも除去できます。lpp_source リソースから、より新しいリリースに置き換えられたファイルセットや非システム・イメージを除去できます。
SMIT を使用して、smitty nim_lppmgr ファストパスを用いるか、単に
smitty と入力してから、「Software Installation and Maintenance」 ->
「Network Installation Management」 ->「Perform NIM Administration Tasks」
- >「Manage Resources」 -> 「Perform Operations on Resources」 ->
「lppsource_aix52」 ->「lppmgr」 -> 「Eliminate unnecessary software
images in an lpp_source」 の順に選択すると、例6-4 に示されている画面になります。
例6-4 lpp_source での不必要なソフトウェア・イメージの除去
Eliminate Unnecessary Software Images in an lpp_source
Type or select values in entry fields.
Press Enter AFTER making all desired changes.
[Entry Fields]
TARGET lpp_source lppsource_aix52
PREVIEW only? yes +
REMOVE DUPLICATE software yes +
REMOVE SUPERSEDED updates yes +
REMOVE LANGUAGE software yes +
PRESERVE language [en_US]
REMOVE NON-SIMAGES software no +
SAVE removed files no +
DIRECTORY for storing saved files []
EXTEND filesystems if space needed? yes +
F1=Help F2=Refresh F3=Cancel F4=List
F5=Reset F6=Command F7=Edit F8=Image
F9=Shell F0=Exit Enter=Do
コマンド行も使用できます。lppmgr コマンドの構文は次のとおりです。
# nim -o lppmgr -a lppmgr_flags=
引用元:RedBook AIX バージョン4.3 から5L への移行ガイド
http://www-06.ibm.com/jp/support/redbooks/AIX_pSeries/SG88671400.pdf
NIM関連FAQ(IBM)
System p-FAQ集 - NIM - (System p-07-007)
IBM System p(T(M)でよく聞かれるNIM関連の質問についてまとめました。
内容/目次
更新ログ
(2008/01/18 14:04) Q13の追加および、外部公開の設定
よく聞かれるNIM関連の質問についてまとめました。
* Q1.NIMマスター、NIMクライアント、LPP_SOURCE、SPOTなど、NIMリソース間にコードレベルの条件はありますか?
Hide details for A1.NIMリソースの依存関係についてA1.NIMリソースの依存関係について
・NIMマスターはNIMクライアント、SPOTと同等かそれ以上のレベル(リリース・保守・fix)である必要があります。
NIMマスター >= NIMクライアントのレベル
NIMマスター >= SPOTのレベル
例) [NIMマスター] [NIMクライアント/SPOT]
OK 5.3TL05SP4+fixes >= 5.3TL05SP4+fixes,5.3TL05SP4,5.3TL05
OK 5.3TL05SP4+fixes > 5.3ML02,5.3,5.2,5.1
NG 5.3TL05SP3 < 5.3TL05SP4,5.3TL05SP3+fixes
・SPOTはLPP_SOURCEと同じテクノロジー(メンテナンス)レベルであり、LPP_SOURCEと同等かそれ以上のfixレベルである必要があります。
同様に、SPOTはmksysbリソースと同じテクノロジー(メンテナンス)レベルであり、mksysbリソースと同等かそれ以上のfixレベルである必要があります。
SPOTのレベルがmksysbリソースのレベルより低いと、PTFが戻らなかったり、リストアが出来ない可能性があります。
SPOTのテクノロジー(メンテナンス)レベル = LPP_SOURCEのテクノロジー(メンテナンス)レベル
且つ
SPOTのfixレベル >= LPP_SOURCEのfixレベル
SPOTのテクノロジー(メンテナンス)レベル = mksysbリソースのテクノロジー(メンテナンス)レベル
且つ
SPOTのfixレベル >= mksysbリソースのfixレベル
例) [SPOT] [LPP_SOURCE/mksysbリソース]
OK 5.3TL05SP4+fixes = 5.3TL05SP4+fixes *1 OK 5.3TL05SP4+fixes > 5.3TL05SP4,5.3TL05
NG 5.3TL05SP4+fixes > 5.3TL04
NG 5.3TL05SP3 < 5.3TL05SP4,5.3TL05SP3+fixes
*1:LPP_SOURCEやmksysbリソースよりもSPOTのレベルが高いと、クライアントにはSPOTのレベルのものが適用されます。
mksysbリストア時にbosinst.dataのcontrol_flowスタンザで "INSTALL_DEVICES_AND_UPDATES"を"no"に変更したbosinst.dataをbosinst_dataとして割り当てると、mksysb取得時のファイルセットのレベルでリストアできます。
AIXインストール時に作成されたbosinst.dataは/var/adm/ras/bosinst.dataにあります。
これをコピーして、必要に応じて変更を加え、NIMのbosinst_dataリソースとして定義してください。
bosinst_dataが定義されていなかったり利用できない場合は、mksysb内のbosinst.dataが使用されます。
・mksysbからSPOTを作成しない場合や、NIMマスターがAIX5.2以下(mksysbからSPOTを作成できない)の場合は、LPP_SOURCE、NIMクライアントへPTF適用の度にSPOTの更新が必要です。
* Q2.NIMマスターやNIMクライアントで必要なサービスは何ですか?
Hide details for A2.NIMマスター、NIMクライアントに必要なサービスについてA2.NIMマスター、NIMクライアントに必要なサービスについて
・NIMの動作に必要なサービス、デーモンは以下になります。
【NIMマスター】
bootps
nimesis(nim,nimreg)
tftpd
NFS・・・portmap,nfsd,mountd,statd,lockd
【NIMクライアント】
bootpc
rshd/nimsh
NFS・・・portmap,biod,statd,lockd
* Q3.NIMのネットワークでRoutingを設定するにはどうしたらよいですか?
Hide details for A3.Routingの設定方法A3.Routingの設定方法
・下記コマンドでRoutingの設定が可能です。
# nim -o change -a routing1='Network2 Gateway1 Gateway2' Network1
※ Network1のゲートウェイがGateway1、Network2のゲートウェイがGateway2です。
smitの高速パスnim_mkrouteからもRoutingの設定が可能です。
smitの高速パスnim_rmrouteからRoutingの削除が可能です。
NIMマスターとNIMクライアントが同じネットワークにいる場合はRoutingの設定は必要ありません。
* Q4.NIMマスターで2個目のインターフェースをNIM用に設定するにはどうしたらよいですか?
Hide details for A4.2個目のインターフェースの設定方法(if2の設定方法)A4.2個目のインターフェースの設定方法(if2の設定方法)
・NIMマスターで2個目のインターフェースをNIM用に設定する方法。(if2の設定方法)
1.ネットワークの作成
【コマンド】
# nim -o define -t ネットワークタイプ -a net_addr=ネットワークアドレス -a snm=サブネットマスク ネットワーク名
【SMIT】
# smitty nim_mknet
2.2個目のインターフェースを設定
【コマンド】
# nim -o change -a if2='ネットワーク名 IPラベル 0' -a cable_type2=N/A master
ネットワーク名:[1.ネットワークの作成]で作成したネットワーク名
IPラベル :if2で使用するインターフェースのIPラベル
(IPラベルは名前解決されている必要があります)
cable_type2 :if2で使用するインターフェースのcable_type
("lsattr -El entX"で"cable_type"フィールドが表示されなければN/Aを指定)
【SMIT】
# smitty nim_mkmac_if
* Q5.mksysbリソースからSPOTリソースを作成する際に注意事項はありますか?
Hide details for A5.mksysbからのSPOT作成について(AIX5.3から)A5.mksysbからのSPOT作成について(AIX5.3から)
・AIX5.3からmksysb(AIX4.3.3.75以降)リソースを使用しSPOTを作成する事が出来ます。
mksysbから作成されたSPOTはmksysb内のデバイスのブート・イメージのみが含まれるため、
インストール・イメージから作成されるSPOTに比べ小さくなります。
また、この方式ではlpp_sourceリソースは必要ありません。
mksysbから作成されたSPOTにはmksysb_source属性が付加されます。
mksysb_source属性には、SPOTの作成に使用されたmksysbリソース名が設定されます。
・作成方法
【コマンド】
# nim -o define -t spot -a source=mksysbリソース名 -a server=サーバー -a location=spot配置ディレクトリ spotリソース名
【SMIT】
# smit nim_mkres_spot_only
SPOT を作成
[入力フィールド]
* リソース・サーバー [master]
* インストール・イメージ用の入力デバイス [mksysb1]
* SPOT 名 [spot1] +
* SPOT ディレクトリー [/export/spot] /
・
・
or
# smit nim_mkres
リソースの定義
[入力フィールド]
* リソース名 [spot1]
* リソース・タイプ spot
* リソースのサーバー [master] +
* リソースのロケーション [/export/spot] /
・
・
・制限事項
mksysbから作成したSPOTはmksysbのbos_inst操作のみサポートされており、
スタンドアロン・クライアントでのmaintおよびdiagなど、その他の操作はサポートされていません。
また、mksysbから作成したSPOTに対するcust操作もサポートされていません。
詳細情報はIBM System p および AIX インフォメーション・センターを参照してください。
[mksysbリソースからのSPOTリソースの作成]
・以下のFixが提供されています。(AIX5.3TL05以降では適用されています)
Hide details for IY85487IY85487
Error description
When SPOT is created from mksysb image and
then use those 2 resources for install we
get error messages on the screen
---------------------------------------------------
Could not load program nimclient : 61% of mksysb
data restored
Symbol resolution failed for nimclient because :
Symbol warnimg (number 41) is not exported
from dependent module /../usr/lib/libnim.a(shr.o).
Examine loader section symbols with the 'dump -Tv'
command.
---------------------------------------------------
The problem is SPOT does not have the symbol
"warning" in /SPOT/usr/ccs/lib/libnim.a.min
"dump -Tv /SPOT/usr/ccs/lib/libnim.a.min
|grep warning" shows nothing.
Hide details for IY79262IY79262
Error description
When creating a SPOT from a mksysb with an ML, the SPOT's level
gets set to the lower base level because the mksysb does not
have the bos.sysmgt.nim.spot fileset installed (meant only for
installing within a SPOT).
* Q6.NIMクライアントに割り当てられたリソースの割り当てを解除するにはどうしたらよいですか?
Hide details for A6.リソースのdeallocateの方法A6.リソースのdeallocateの方法
・リソースのdeallocateの方法は以下となります。
【コマンド】
# nim -Fo deallocate -a ResourceType=ResourceName
全てのリソースをdeallocateする場合は以下のように"subclass=all"と指定します。
# nim -Fo deallocate -a subclass=all
【SMIT】
# smitty nim_mac_res
→"ターゲット名"で[対象のNIMクライアント名]を選択
→"割り当てられたネットワーク・インストール・リソース"で[対象のリソース名]を選択
・マシンのresetとリソースのdeallocateを実行する場合は以下の手順になります。
【コマンド】
# nim -Fo reset
# nim -Fo deallocate -a subclass=all
【SMIT】
# smitty nim_mac_op
→"ターゲット"で[NIMクライアント名]を選択
→"実行する操作"で[reset]を選択
→"マシンの NIM 状態のリセット"で下記を設定し実行する
Deallocate All Resources? :はい
強制実行する :はい
・インストールに失敗し、NIMクライアントにリソースが割り当てられたままの場合は、
マシンをresetし、リソースのdeallocateを実施する必要があります。
また、NIMクライアントへOSをインストール時に、「インストール後にNIMクライアントを残す」を「いいえ」に設定すると、
インストールに使用したリソースの割り当てが解除されないので、インストール完了後、
マシンのresetとリソースのdeallocateを行う必要があります。
* Q7.初期インストール時に追加のファイルセットをインストールするにはどうしたらよいでしょうか?
Hide details for A7.初期インストール時に追加ファイルセットのインストール方法A7.初期インストール時に追加ファイルセットのインストール方法
・初期インストール時に追加のファイルセットをインストールする方法には、ファイルセットを直接指定する方法とバンドルで指定する方法の2つがあります。
# smitty nim_mkres (installp_bundle)
スタンドアロン・クライアント上に基本オペレーティング・システムをインストール
[入力フィールド]
* インストール・ターゲット lpar1
* インストール・タイプ rte
* SPOT aix5305sp3_spot
LPP_SOURCE [aix5305sp3_lppsource] +
・
・
インストールする追加バンドル + ←バンドルを指定する場合はここに記述
-または-
インストールする追加ファイルセット + ←ファイルセットを指定する場合はここに記述
(バンドルは無視されます)
・
・
以下、バンドルの作成方法について記述します。
バンドルはファイルセットの集まりで、実体はファイルセット名が記述されたファイルです。
NIMで使用するバンドルは以下の手順で作成することができます。
【SMIT】
# smitty nim_config_adv
→インストールのための NIM システム・バンドルの作成
注:「インストールのための NIM システム・バンドルの作成」を選択するとバンドル作成が開始されます。
【コマンド】
# /usr/lpp/bos.sysmgt/nim/methods/m_setup -v
また、バンドルはユーザーが独自に作成することも可能です。
以下は下記構成のinstallp_bundleリソースを作成する場合を例にした手順です。
バンドルファイルの配置場所 :/export/installp_bundle
installp_bundleリソース名 :HACMP
バンドルに含まれるパッケージ :bos.adt.libm
bos.adt.syscalls
rsct.compat.basic.hacmp
rsct.compat.clients.hacmp
1.バンドルファイルを作成します。
# mkdir /export/installp_bundle
# vi /export/installp_bundle/HACMP.bnd
I:bos.adt.libm
I:bos.adt.syscalls
I:rsct.compat.basic.hacmp
I:rsct.compat.clients.hacmp
2.installp_bundleリソースを定義します。
【SMIT】
# smitty nim_mkres (installp_bundle)
リソースの定義
[入力フィールド]
* リソース名 [HACMP]
* リソース・タイプ installp_bundle
* リソースのサーバー [master] +
* リソースのロケーション [/export/installp_bundle/HACMP.bnd] /
・
・
【コマンド】
# nim -o define -t installp_bundle -a server=master \
-a location=/export/installp_bundle/HACMP.bnd HACMP
3.指定したファイルセットがLPP_SOURCEに含まれているか確認します。
含まれていないファイルセットがあれば追加します。
【SMIT】
# smitty nim_list_media_sw
【コマンド】
# nim -o showres
4.ファイルセットをLPP_SOURCEに追加します。
【SMIT】
# smitty nim_update_add
ソフトウェアを lpp_source に追加
[入力フィールド]
ターゲット lpp_source aix5305sp3_lppsource
追加するソフトウェアのソース cd0
追加するソフトウェア・パッケージ +
-または-
追加するパッケージが入っている installp バンドル [HACMP] +
gencopy フラグ
コピー中の一時記憶域用のディレクトリー [/tmp]
スペースが必要な場合にファイルシステムを拡張する はい +
複数ボリュームを処理する いいえ +
・
・
【コマンド】
# nim -o update -a source=/dev/cd0 -a installp_bundle=HACMP \
-a gencopy_flags=X
バンドルファイルの詳細についてはpSeriesおよびAIXインフォメーションセンターを参照して下さい。
[ソフトウェア・バンドルのパッケージ化]
* Q8.インストール時に「インストール後にNIMクライアントを残す」で「はい」と「いいえ」に設定した場合の違いはなんですか?
Hide details for A8.「インストール後にNIMクライアントを残す」の設定による違いA8.「インストール後にNIMクライアントを残す」の設定による違い
・「インストール後にNIMクライアントを残す」の設定によらず、インストール時にNIMクライアント側で実施される動作は以下になります。
−/etc/hostsにNIMマスターとNIMクライアント(インストール対象)のホスト名とIPアドレスが登録されます。
−/etc/niminfoファイルが新規に作成されます。
・「インストール後にNIMクライアントを残す」の設定によるNIMクライアント側の違いは以下になります。
【rteインストール時】
・「インストール後にNIMクライアントを残す」を「はい」に設定した場合
−ホスト名にNIMマスターで登録されているNIMクライアントのホスト名が設定されます。
−NIMのインストールで利用したネットワークデバイスにNIMインストール時のIPアドレスが残ります。
−/.rhosts ファイルが作成されます。
・「インストール後にNIMクライアントを残す」を「いいえ」に設定した場合
−ホスト名は"localhost"が設定されます。
−NIMのインストールで利用したネットワークデバイスにIPアドレスは設定されません。
−/.rhosts ファイルは作成されません。
【mksysbインストール時】
・「インストール後にNIMクライアントを残す」を「はい」に設定した場合
−ホスト名にNIMマスターで登録されているNIMクライアントのホスト名が設定されます。
−NIMのインストールで利用したデバイスにNIMインストール時のIPアドレスが残ります。
−/.rhosts ファイルが作成されます。
−bosinst.dataのRECOVER_DEVICESがyesならばNIMのインストールで利用した以外のネットワークデバイスのIPアドレスは復元されます。
−NIMサーバーのみに必要なファイルセット(bos.sysmgt.nim.spot)は導入されません。
・「インストール後にNIMクライアントを残す」を「いいえ」に設定した場合
−ホスト名にmksysbに保存されているホスト名が設定されます。
−bosinst.dataのRECOVER_DEVICESがyesであれば、NIMのインストールで利用したデバイスにもmksysbに保存されているIPアドレスが設定されます。
−/.rhosts ファイルは作成されません。
−bosinst.dataのRECOVER_DEVICESがyesであれば、全てのネットワークデバイスにバックアップ取得時のIPアドレスが設定されます。
・「インストール後にNIMクライアントを残す」の設定によるNIMマスター側の違いは以下になります。
・・・rteインストール時も、mksysbインストール時も、「インストール後にNIMクライアントを残す」を「いいえ」に設定すると、インストールに使用したリソースの割り当てが解除されないので、インストール完了後、マシンのresetとリソースのdeallocateを行う必要があります。
※ マシンのresetとリソースのdeallocateにつきましては[A6.リソースのdeallocateの方法]を参照してください。
・「インストール後にNIMクライアントを残す」を「いいえ」に設定してインストール後、再びNIMクライアントとして使用する方法は以下になります。
【rteインストール時】
1./etc/niminfoファイルを削除します。
2.NIMクライアントとして登録します。下記操作はクライアントマシンから実行します。
【SMIT】
# smitty nim_config_adv
ネットワーク・インストール管理のクライアント・ファイルセットの構成
フィールドの値を入力または選択してください。
変更を完了したら ENTER キーを押してください。
[入力フィールド] * マシン名 [lpar1]
* 1次ネットワーク・インストール・インターフェース [en0] +
* ネットワーク・インストール・マスターのホスト名 [nim_master]
ハードウェア・プラットフォーム・タイプ chrp
ネットワーク・ブートに使用するカーネル [mp] +
クライアントによって使用される通信プロトコル +
・
・
【コマンド】
# niminit -a name=クライアント名 -a master=NIMマスター -a pif_name=使用するネットワークインターフェース \
-a platform=プラットフォームタイプ -a netboot_kernel=カーネル ・・・
【mksysbインストール時】
・・・NIMクライアントとして登録した状態で取得したmksysbイメージから作成したmksysbリソースを使用してリストアした場合は、そのままNIMクライアントとして使用することが可能です。
・・・NIMクライアントとして登録していない状態で取得したmksysbイメージから作成したmksysbリソースを使用してリストアした場合は、rteインストール時と同様の操作が必要になります。
* Q9.NIMマスターのディスク容量はどのように見積ればよいでしょうか?
Hide details for A9.NIMマスターのディスク容量見積りについてA9.NIMマスターのディスク容量見積りについて
・rootvgとは別にNIM用のVGを作成すると、NIMリソースの管理に便利です。
・容量を考慮する必要があるリソースとしてはLPP_SOURCE、SPOT、mksysb、savevg、dumpなどがあります。
LPP_SOURCE
・・・インストールに使用するAIXメディアのサイズ+追加のファイルセット
AIXメディアから必要なソフトウェアだけを選択すればサイズを小さくすることが出来ます。
SPOT
・・・LPP_SOURCEから作成する場合は1SPOTあたり500MB程度。
mksysbリソースから作成する場合はLPP_SOURCEから作成するSPOTより小さくなります。
mksysb
・・・mksysbイメージを取得する対象マシンがrootvgで使用しているサイズ程度
savevg
・・・savevgイメージを取得する対象マシンがバックアップ対象VGで使用しているサイズ程度
dump
・・・ダンプイメージを取得する対象マシンのダンプイメージを保存するのに必要なサイズ
(参考)
AIX5.3TL05のCD8枚全てで作成した時のLPP_SOURCE、SPOTのサイズ
・LPP_SOURCE・・・4100MB
・SPOT ・・・420MB
上記LPP_SOURCEとSPOTを使用して、
言語環境 :Ja_JP
デスクトップ :CDE
Graphic Software :yes
Install all devices and kernels :yes
上記環境で新規インストールした直後のmksysbのサイズ
・mksysb ・・・1300MB
上記mksysbイメージのmksysbリソースから作成したSPOTのサイズ
・SPOT ・・・110MB
・異なったTLのLPP_SOURCEが必要な場合、LPP_SOURCEの管理の仕方で必要な容量が変わってきます。
・・・LPP_SOURCEにはsimages属性を持っているものと、simages属性を持っていないものの2種類があります。
BOSインストールに必要なファイルセットが含まれているLPP_SOURCEにはsimages属性が有り、BOSインストールに使用することが出来ます。
一方、アップデート用のファイルセットしか含まれていないLPP_SOURCEなどにはsimages属性が無く、BOSインストールに使用することは出来ません。
simages属性の有無は"lsnim -l LPP_SOURCE名"で確認できます。
"simages=yes"と表示されればsimages属性が有り、simagesの行が表示されなければsimage属性は有りません。
【各TL毎にBOSインストール可能な(simages属性がある)LPP_SOURCEを作成する場合】
・・・インストール時の操作は容易ですが、多くのディスク容量を必要とします。
【1つのBOSインストール可能な(simages属性がある)LPP_SOURCEとTL毎にsimages属性を持たないLPP_SOURCEを作成する場合】
・・・インストール時の手順は増えますが、ディスク容量は少なくてすみます。
例)AIX5.3のTL03,TL04,TL05を管理する場合
【各TL毎にBOSインストール可能な(simages属性がある)LPP_SOURCEを作成する場合】
下記の3つのLPP_SOURCEが必要になります
1.AIX5.3+TL03 (simages属性が有る)
2.AIX5.3+TL04 (simages属性が有る)
3.AIX5.3+TL05 (simages属性が有る)
インストール時は上記の3つから必要なLPP_SOURCEを使用してインストールが可能です。
【1つのBOSインストール可能な(simages属性がある)LPP_SOURCEとTL毎にsimages属性を持たないLPP_SOURCEを作成する場合】
下記の4つのLPP_SOURCEが必要になります。
1.AIX5.3 (simages属性が有る)
2.TL03 (simages属性が無い)
3.TL04 (simages属性が無い)
4.TL05 (simages属性が無い)
インストール時はAIX5.3のLPP_SOURCEを使用してインストール後、必要なTLのLPP_SOURCEを使用してアップデートする必要があります。
* Q10.NIMでマイグレーションをするときの手順は?
Hide details for A10.NIM環境でのマイグレーション手順A10.NIM環境でのマイグレーション手順
・マイグレーション(バージョン/リリース)手順は以下になります。
1.NIMマスターをマイグレーションします。
2.導入CDからLPP_SOURCE、SPOTを作成します。
3.NIMクライアントにてpre_migrationスクリプトを実行します。
・・・pre_migrationスクリプトは下記を実施し、NIMクライアントの/home/pre_migration.
・除去するデバイスのファイルセットをリスト
・除去する他のファイルセットをすべてリスト
・マージされない保管済みの基本構成ファイルをリスト
・マージされる構成ファイルをリスト
・ファイルセットのバージョンの整合性を確認
・インストール済みファイルセットをリスト
・ブートする論理ボリュームのサイズとロケーションを検査
・rootvg のメジャー番号が 10 であるかを検査
・bos.net.ipsec.keymgt ファイルセット用の DB ディレクトリーが欠落していないかを検査
・Kerberos が使用されているかを判別
・ディスク・サイズとメモリー・サイズを検査
・p5 7025/7026 システムのファームウェア・レベルを検査
※ pre_migration、post_migrationの詳細は下記のリンクを参照して下さい。
[BOSの移行前および移行後の検査]
3-1.マイグレーション対象のNIMクライアントにSPOTを割り当てます。
3-2.NIMクライアントにてNIMマスターのSPOTがあるディレクトリをNFSマウントします。
3-3.NIMクライアントにて/
4.NIMマスターでマイグレートインストールを実行します。
・・・マイグレートインストールの実行には、NIMのbos_inst操作時にBOSINST_DATAリソースで指定する方法と、インストールプログラムの起動後に、インストールの設定でインストール方法を設定する2つの方法がります。
【BOSINST_DATAリソースを使用する場合】
1.bosinst.dataファイルのINSTALL_METHODにmigrateを設定します。
※ BOSINST_DATAリソースについては「A12.NIMでのbosinst.dataの使用方法」を参照して下さい。
# grep INSTALL_METHOD
# INSTALL_METHOD = overwrite, preserve, migrate, erase_only
INSTALL_METHOD = migrate
2.BOSINST_DATAリソースを使用してbos_inst操作を実行します。
# smitty nim_bosinst (RTE)
スタンドアロン・クライアント上に基本オペレーティング・システムをインストール
[入力フィールド]
* インストール・ターゲット lpar1
* インストール・タイプ rte
* SPOT aix5305sp3_spot
LPP_SOURCE [aix5305sp3_lppsource] +
MKSYSB
インストール中に使用する BOSINST_DATA [BOSINST_DATAリソース名] +
インストール中に使用する IMAGE_DATA [] +
・
・
【インストールの設定でインストール方法を設定する場合】
1.インストールプログラムが起動後、インストールの設定で"Migration Install"を指定します。
Installation Settings
1.System Settings:
Method of Installation ............. Migration Install
Disk where you want to Install ..... hdisk0
・
・
5.インストール完了後、NIMクライアントにてpost_migrationスクリプトを実行します。
・・・post_migrationスクリプトを実行するとNIMクライアントの/home/post_migration.
ディレクトリに情報が置かれ、マイグレーションが成功したことを確認できます。 5-1.マイグレーションしたNIMクライアントにSPOTを割り当てます。
5-2.NIMクライアントにてNIMマスターのSPOTがあるディレクトリをNFSマウントします。
5-3.NIMクライアントにて/
* Q11.NIMでアップデートをするときの手順は?
Hide details for A11.NIM環境でのアップデート手順A11.NIM環境でのアップデート手順
・アップデート手順は以下になります。
・・・アップデートには既存のLPP_SOURCEにアップデート・ファイルセットを追加する方法と、新規にアップデート用の LPP_SOURCEを作成する方法の2つのがあります。新規にアップデート用のLPP_SOURCEを作成する方法はNIMクライアント毎にTLを変えたい場合に便利な方法です。
【既存のLPP_SOURCEにアップデート・ファイルセットを追加する方法】
1.LPP_SOURCEをアップデートします。
# smitty nim_update_add
ソフトウェアを lpp_source に追加
[入力フィールド]
ターゲット lpp_source aix5305sp3_lppsource
追加するソフトウェアのソース cd0
追加するソフトウェア・パッケージ [all] +
・
・
2.アップデートしたLPP_SOURCEをクリーンアップします。
# smitty nim_lppmgr
lpp_source 内の不要なソフトウェア・イメージを除去する
[入力フィールド]
ターゲット lpp_source aix5305sp3_lppsource
プレビューだけ行う いいえ +
重複ソフトウェアを除去する はい +
置き換えられた更新を除去する はい +
言語ソフトウェアを除去する はい +
保存する言語 [Ja_JP]
非 SIMAGES ソフトウェアを除去する いいえ +
・
・
3.アップデートしたLPP_SOURCEから"bos.rte.install"をNIMマスターへインストールします。
4.アップデートしたLPP_SOURCEを使用してNIMマスターをアップデートします。
# smitty nim_update_all
インストール済みソフトウェアを最新レベルに更新 (すべて更新)
[入力フィールド]
* インストール・ターゲット master
* LPP_SOURCE aix5305sp3_lppsource
インストールするソフトウェア update_all
・
・
5.アップデートしたLPP_SOURCEを使用してSPOTをアップデートします。
# smitty nim_update_all
インストール済みソフトウェアを最新レベルに更新 (すべて更新)
[入力フィールド]
* インストール・ターゲット aix5305sp3_spot
* LPP_SOURCE aix5305sp3_lppsource
インストールするソフトウェア update_all
・
・
6.アップデートしたLPP_SOURCEから"bos.rte.install"をNIMクライアントへインストールします。
7.アップデートしたLPP_SOURCEを使用してNIMクライアントをアップデートします。
# smitty nim_update_all
インストール済みソフトウェアを最新レベルに更新 (すべて更新)
[入力フィールド]
* インストール・ターゲット lpar1
* LPP_SOURCE aix5305sp3_lppsource
インストールするソフトウェア update_all
・
・
【新規にアップデート用のLPP_SOURCEを作成する方法】
1.新規にアップデート用のLPP_SOURCEを作成します。
# smitty nim_update_add
ソフトウェアを lpp_source に追加
[入力フィールド]
ターゲット lpp_source aix5305sp3_sp4_Update_lppsource
追加するソフトウェアのソース cd0
追加するソフトウェア・パッケージ [all] +
・
・
2.新規に作成したLPP_SOURCEから"bos.rte.install"をNIMマスターへインストールします。
3.新規に作成したLPP_SOURCEを使用してNIMマスターをアップデートします。
# smitty nim_update_all
インストール済みソフトウェアを最新レベルに更新 (すべて更新)
[入力フィールド]
* インストール・ターゲット master
* LPP_SOURCE aix5305sp3_sp4_Update_lppsource
インストールするソフトウェア update_all
・
・
4.新規に作成したLPP_SOURCEから"bos.rte.install"をNIMクライアントへインストールします。
5.新規に作成したLPP_SOURCEを使用してNIMクライアントをアップデートします。
# smitty nim_update_all
インストール済みソフトウェアを最新レベルに更新 (すべて更新)
[入力フィールド]
* インストール・ターゲット lpar1
* LPP_SOURCE aix5305sp3_sp4_Update_lppsource
インストールするソフトウェア update_all
・
・
* Q12.NIMでのbosinst.dataの使用方法は?
Show details for A12.NIMでのbosinst.dataの使用方法A12.NIMでのbosinst.dataの使用方法
* Q13.NIM takeover 操作方法は?
Hide details for A13.NIM takeover 操作方法A13.NIM takeover 操作方法
AIX V5.3からNIMにtakeoverコマンドが追加されました。takeover 操作を実行すると、alternate_master(代替マスター)として構成されているマシンが NIM 環境を制御できるようになります。
代替マスターは、そのデータベースで定義されている各クライアントの /etc/niminfo ファイルを更新することによって、各クライアントの現行マスターになろうとします。 AIXR 5.3 以上が実行されているクライアントのみが、この操作で更新されます。また、この操作では、ターゲットの alternate_master にあるデータベースの更新が試みられます。
takeover 操作のコマンド行構文は次のとおりです。
nim [-F] -o takeover -a Attribute=Value ... TargetName
takeover 操作のターゲットは、alternate_master でなければなりません。
代替マスターの設定方法:
AIX 5.3の以下のマニュアルをご参照ください。
「代替マスターの初期化」
NIMのtakeover実行時の注意点:
NIMクライアントが2つ以上のネットワーク・インターフェースを持っている場合、NIM Masterのtakeoverに失敗する場合があります。
以下に、失敗する場合の概要と確認方法、回避策について解説します。
概要:
takeoverコマンドにてNIMクライアントの接続先をNIMマスターサーバーからNIM Alternateマスターに切り替える際、NIMクライアント定義のホスト名とAIXのhostnameに指定されたホスト名が一致していない場合、 0042-001、0042-175のエラーが出力され失敗します。
確認方法:
1) NIMクライアント定義のホスト名の確認方法
# lsnim -l
if1 = ent_nim nimclient1 00XXXXXXXXXX ent0
2) AIXに指定されているホスト名の確認方法(該当のNIMクライアントから実行)
# hostname
ibmaix
1)と2)のホスト名が異なる場合は、takeoverコマンド実行時に失敗します。
回避策:
以下のいずれかの作業をNIMクライアント側で行う必要があります。
1) ホスト名の変更
takeoverコマンドを使用する際、hostnameコマンドで出力されるホスト名とNIM環境で使用するNICに対するホスト名を一致させる必要があります
(AIXのホスト名をNIMクライアント名にあわせる)
# hostname nimclient1
1)の設定が出来ない環境において2)の対応で回避可能となります。
2) NIMマスターの変更
以下のコマンドを使用し、個々のNIMクライアントに対してNIMマスターサーバーを指定することでAlternateマスターサーバーへ引き継ぐ事が可能です。
# nim -o change -a force=yes -a new_master= XXXX
各クライアントの現行マスターの確認方法:
NIMクライアントの/etc/niminfoファイルの"NIM_MASTER_HOSTNAME"に設定されているNIMマスターが現行のマスターになります。
# cat /etc/niminfo | grep NIM_MASTER_HOSTNAME
export NIM_MASTER_HOSTNAME=<現行マスター>
引用元:IBM FAQ
http://www-06.ibm.com/jp/domino01/mkt/cnpages1.nsf/page/default-00057839?OpenDocument&ExpandSection=-12