snmpd.logファイルの削除

snmpd.logファイルの削除
概要 000F6E24【snmpd.logファイルの削除】<< >> 2004/02/25 12:04:15 AIX 5.2 HACMP 5.1の環境

内容/目次<<< QUESTION >>> 2004/02/25 12:04:15
AIX 5.2 HACMP 5.1の環境です。/var/tmp/snmpd.logというファイルがあり、こちらが日々増え続け、/varのスペースを圧迫しています。snmp自体はHACMPで使用するため、デーモンを停止すべきではないと認識していますが、このログファイルについては、定期的に削除してしまっても問題ないのでしょうか。また、テスト機でためしにsnmpd.log.xxxにリネームしてみたところ、その後snmpd.log.xxxにログがかかれているようで、snmpd.logは再作成されませんでした。

1)
snmpd.logを定期的に削除しても影響はありませんか。

2)
1)で影響ない場合、snmpd.logは削除後、再作成する必要がありますか。<<< ANSWER >>> 2004/02/25 16:10:21

snmpdは、起動時に snmpd.log 又は snmpd起動オプション -f Logfile で指定したsnmpdログファイルをオープンします。リネーム後にsnmpd.log.xxxへロギングされるのは起動時のオープンでアサインされたファイル記述子が新たにsnmpd.log.xxxに紐付けされるからです。snmpd稼動中に削除した snmpd.logは自動的には再作成されません。又、手動でsnmpd.logを作成しただけでは、ロギングは再開されません。snmpd はSRCによってrefreshされてもログファイルを再オープンしませんので一度削除やリネームしたログファイルをもとの名前でロギングするには snmpdを再起動する必要があります。その際にはログファイルを再作成しますので手動で作成しておく必要はありません。

/varのスペースの圧迫について:
snmpd.log(snmpdログファイル)は、そのファイルサイズがsnmpd構成ファイルで設定されている一定基準を超過した契機にサイクリングします。しかし、デフォルトではこの基準が無制約となっているため、実際には /etc/security/limitsで定義されたファイルサイズ最大値になるまで伸張し続けることになります。従って、/varの圧迫を憂慮される場合には予めsnmpdログファイルの最大サイズをsnmpd.confファイル上に定義してサイクリングを図る等の対応を必要とします。

snmpd と そのロギングについての詳細は以下の資料をお読みください。

コマンド・リファレンス第5巻/snmpdコマンド
http://publibn.boulder.ibm.com/doc_link/Ja_JP/a_doc_lib/cmds/aixcmds5/snmpd.htm

SNMPデーモンのロギング機能:
http://publibn.boulder.ibm.com/doc_link/Ja_JP/a_doc_lib/aixbman/commadmn/snmp_log.htm#HDRG3244GLEN

Files Reference snmpd.conf File
http://publibn.boulder.ibm.com/doc_link/Ja_JP/a_doc_lib/files/aixfiles/snmpd.conf.htm


IBM FAQ
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=std33a360d9332a4296e49256f0100324315