TS3310のテープクリーニングについて(受信したSNMPメッセージとその意味)

<<< QUESTION >>> 2007/06/20 14:34:43
以下のお客様の環境で、日次のTSMバックアップで障害が発生しております。
【環境】
  TSMサーバー: pSeries520 (9111-520) AIX 5.3 ML4 、TSM 5.3
  テープライブラリー:TS3310( 3576-L5B)
【障害】
  以下セクションがTivoli監視で受信したイベントです。
Hide details for 障害アラート 障害アラート
1.Tivoli Storage Managerのバックアップにて障害が発生しました
ANR8944E ドライブSNETLIB1_DRIVE1 (/dev/rmt1)ボリュームSDB21Aでハードウェアまたはメディア・エラー (OP=WRITE、エラー番号=110、 CC=0、 KEY=03、 ASC=0C、 ASCQ=00、~SENSE= F0.00.03.00.04.00.00.58.00.00.00.00.0C.00.36.00.7F.03.23.54.00.08.20.
20.20.20.20.20.20.06.00.00.DF.6D.00.00.00.00.00.00.80.0A.30.00.00.00.05.2D.43.00.00.95.1E.
7F.03.23.54.78.55.23.43.78.55.23.43.78.55.00.3C.4E.52.00.62.90.E0.01.00.00.00.3C.00.02.A0.
40.02.21.36.34.44.30.00.00.00.00.00.00、~記述=判別できないエラーが起こりました) 推奨アクションについては、「メッセージ」解説書の付録 D を参照してください。~
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2.Tivoli Storage Managerのバックアップにて障害が発生しました
ANR8359E ライブラリー SNETLIB1 ドライブ SNETLIB1_DRIVE1 (/dev/rmt1) の LTO ボリュームSDB21A でメディア障害が検出されました。~
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3.サーバーにてハードウェア障害が発見されました
テープ操作エラー
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4.クリティカルエラーが記録されています
The library 1301583 requires operator's intervention and the global RAS status is at 3.
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障害アラート
この障害は、頻発しておりまして、5/24、6/6、6/16と発生しております。毎回、手動によりテープクリーニングを行うと、翌日のTSMバックアップは正常に完了します。
また、不確かではありますが、IBM CEさんがログ取得をされていた時と、手動でテープクリーニングを行った時に以下の障害イベントが発生します。
5.The Partition aloe1h_lib1 of the library 1301583 has changed the online state and online state is at 1.
  6.The Partition aloe1h_lib1 of the library 1301583 has changed the online state and online state is at 3.

TS3310じたいは、オンライン中で問題ありませんでした。
そこで、質問ですが、

Q1.TS3310にて、自動テープクリーニング設定がなされていますが、ログからは実施頻度(サイクル)や実施履歴は分からないそうです。
   TS3310の自動テープクリーニングは、何日に1回テープクリーニングが発生するのでしょうか?また、テープクリーニング実施履歴を確認する方法は無いでしょうか?

Q2.クリーニングテープは、1年ぐらい交換されていないらしのですが、テープクリーニングの制限は何回でしょうか?また、その限度回数を超えた場合に確認する方法は無いでしょうか?
※障害1.〜4.が発生した場合、手動テープクリーニング実施後、TSMバックアップ障害は出なくなるので、大丈夫とは思っています。

Q3.TSMにて自動テープクリーニングの設定を行う事が出来るらしいですが、その場合、TS3310の自動テープクリーニングの設定は解除する必要はありますか?また、TSMの自動テープクリーニングの設定手順を具体的に教えていただけますでしょうか

Q4.上記5.,6.の障害イベントは、テープクリーニングを実施したら必ず発生するのでしょうか?どのような場合に発生するイベントが分かりますでしょうか
以上、よろしくお願い致します。<<< ANSWER >>> 2007/06/22 18:05:05
A1.
残念ながらクリーニングの実施頻度は分かりません。定期的に行うものではなく、ドライブが必要と判断して初めて行われるものです。実施履歴については、毎回TapeAlert Flag 21 Clean PeriodicのOperator Interventionが発生しSNMPが送信されますので、行われたかどうかの判断は出来ます。過去の履歴はOperator Intervention画面でメッセージをクローズしない限りは残っていますが、それ以外ではユーザーさんの方でOperator Intervention毎に記録するなど必要があると考えます。
参考 Item No:006B524A
A2.
50回です。限度を超えた場合、 TapeAlert Flag 22 - Expired Cleaning MediaのOperator InterventionとSNMPが送信されます。

A3.
LTO2、LTO3はTSM側での自動クリーニングの設定は使用できません。
参考 Item No:00520493

A4.
5.,6.については障害ではなく、単なるInformationです。クリーニングの時にも発生するかもしれませんが、クリーニングについては上記TapeAlertに注視していれば良いでしょう。内容としてはライブラリがオンラインになった時に発生すると考えられます。幕張では例えば、ドアを開け閉めした時にも発生していますので、イコール、クリーニングとううわけではありません。TS3310のSNMPはCriticalなシーン以外でも送信されてしまいますが、基本的にはOperator Interventionが発生する際にのみ対応をとれば良いと考えます。

引用元:IBM FAQ
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=std35bf8483183142f0849257364000a78f8